とりあえず仲間の何人かに電話をかけてみる。
週末の夜7時ころだったので、もう遊びに出かけている奴もいた。
それでも5人くらいがつかまり、事情を話すと快く集まってくれた。
「あのバカ、お嬢から借金してたのか!」
「とんでもねえ奴だな!」
それにしてもそいつはどこに居るのか。

職場のカウンターバーに電話すると、今日は早上がりしたという。
家に帰っていないなら、まだ街中に居る可能性が高い。
「あいつの立ち回り先、知らない?」
「飲むなら○○って店によく居るらしいよ。」
「○○ってクラブ。あそこでナンパしてるって自慢してた。」
などなど、断片的だが仲間から情報が集まった。
それをもとに仲間5人と私、そしてお嬢が手分けをして
探すことになった。「夜の大捜査線」の始まりだ。

静岡の歓楽街に突如、爆音を轟かせ
5台のスポーツカーが滑り込んできた。
軒並み違法駐車中のヤンキーカーのなかに紛れ込むようにして
その車体を歩道沿いに停める。7人が車から降りた。
すでに誰がどこを探すか決まっている。
「よし、結婚相談所で散ろう。」
7人は夜の街へと散開した。